小鍛冶in真如堂 Noh "Kokaji" in Shinnyodo
2019年 10月 6日 (日) 15:00開演(開場14:00)
- 演目
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仕舞「東北」
松野浩行
仕舞「殺生石」樹下千慧
能「小鍛冶」シテ:林宗一郎
ワキ:岡 充
ワキツレ:原 陸
間狂言:茂山逸平
笛:左鴻泰弘
小鼓:曽和鼓堂
大鼓:渡部諭
太鼓:井上敬介
後見:谷本健吾、松野浩行
地謡:河村和重、河村和貴、河村和晃、樹下千慧
- 料金
- 全席自由:¥5,000(最大200名)
一条天皇の命により天下を治める為の剣を打つことになった三条宗近。有力な相槌が居ないことに困る宗近の前に現れた一人の童子。一体この童子の正体とは…。
そして、剣は打ち上がるのだろうか。
剣は人を殺めるものではなく、平和を保つための象徴なのではないかと思います。御大典の本年、平和への祈りをこめ小鍛冶を勤めさせていただきたいと思います。
御高覧賜りますよう、お願い申し上げます。
林宗一郎
主催:真如堂能実行委員会
<真如堂>
真如堂は正式には鈴聲山(れいしょうざん)真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)といい比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。
真正極楽寺とは「極楽寺という寺は多いけれど、こここそが正真正銘の極楽の寺である」という意味。一般には「真如堂」と呼ばれていますが、それは元々は本堂の呼び名でした。
今から約1000年前の永観2年(984)、比叡山の戒算上人が比叡山常行堂の御本尊阿弥陀如来(慈覚大師作)を東三條院(藤原詮子、円融天皇の女御・一條天皇の御母)の離宮があった現在の地に移して安置したのが、真如堂の始まりです。
本堂は元禄6年(1893)から享保2年(1717)にかけて建立。
七問四面・総欅・単層入母屋・木瓦葺で、木材はことごとく「○○家先祖代々菩提の為」と記されています。
正面「真如堂」の大額は享保11年(1726)宝鏡寺宮からの寄付によるものです。
本堂正面の宮殿(徳川五代将軍綱吉公と桂昌院の寄進)の中には、御本尊阿弥陀如来・不動明王(安部晴明の念持仏)・千手観音がおまつりされています。