第七回 雲母薪能 「山姥」 Kirara Takagi NOH
2019年 10月 4日 (金) 17:00開演(開場16:30)
- 演目
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おはなし
田茂井廣道
能「山姥 白頭」シテ(里女 後に山姥):林宗一郎
ツレ(百万山姥):樹下千慧
ワキ(従者):小林努
アイ(里人):茂山忠三郎
後見:味方團、松野浩行
- 料金
- 自由席(定員100名):¥3,000 協賛指定席:¥10,000
これまで6回の開催を重ねてまいりました「薪能」。
次回、令和元年の開催は、その名称を「雲母薪能」に変更いたしました。
「雲母(きらら)」は、修学院から比叡山まで続く「雲母坂」、登山口前にかかる「雲母橋」地元でも馴染みのある名称であります。今後、新たに「雲母薪能」としてこの土地に永く根付き、親しみのある薪能として開催できることを願っております。
*協賛指定席のお客様は以下の特典がございます。
●15:30~16:10 「林宗一郎による事前講座」の参加
●指定席の用意
*当日のご宿泊も承っております。併せてご利用ください。
関西セミナーハウス・修学院きらら山荘
https://www.kansai-seminarhouse.com
*当日雨天の場合は、室内での蝋燭能にさせて頂きます事ご了承ください。
*会場へのアクセスにつきましてはチラシの方をご確認ください。
*会場が山の麓となっておりますので、寒さの方が予想されます。防寒具のご用意をお願い致します。
あらすじ
山姥(やまんば)の山廻りの曲舞をつくり、人気を博した百萬山姥という遊女が都にいました。
ある時遊女は善光寺参詣を志し旅に出ます。
その途中で、越中・越後の国境にある境川に至り、そこから上路山を徒歩で越えようとしますが、急に日が暮れてしまいます。
一同が困り果てているところに女が現れて、一夜の宿を貸そうと申し出てきました。庵に一同を案内した女性は真の山姥であることを明かし、自分を題材にして名声を得た山姥の曲舞を一節謡ってほしい、日を暮れさせて庵に連れてきたのもそのためだと訴えます。
遊女が恐ろしくなって謡おうとすると、女は押し止め、今宵の月の上がった夜半に謡ってくれるなら、真の姿を現して舞おうと告げて消えてしまいます。
夜が更け、遊女が舞曲を奏でつつ待っていると、山姥が姿を現します。
深山幽谷に日々を送る山姥の境涯を語り、仏法の深遠な哲理を説き、さらに真の山廻りの様子を表して舞ううちに、山姥の姿は見えなくなりました。