第二十九回 若手能 京都公演
2019年 6月 22日 (土) 11:00開演(開場10:30)
- 演目
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観世流舞囃子「高砂」
住吉明神:河村 和貴
漁翁、義経の霊:松野 浩行
漁夫:樹下 千慧
旅僧:岡 充
従僧:原 陸、有松 遼一
間/浦人:山本 善之
武蔵坊弁慶:今井 克紀
六条御息所:片山 伸吾
太郎冠者:島田 洋海
次郎冠者:鈴木 実
主人:茂山 茂
女、鬼女:山田 伊純
山伏祐慶:小林 努
供山伏:岡 充
間/能力:井口 竜也
- 料金
- 一般前売:¥2,600 一般当日:¥3,100 学生:¥1,500
*「若手能」は若手能楽師の日頃の成果を発表する場として、国立能楽堂が年に一回、東京、京都、大阪で主催する公演です。
*林宗一郎は能「屋島」の後見として出演させて頂きます。
*林家同門より松野浩行が能「屋島」シテ、河村和貴が舞囃子「高砂」、樹下千慧が能「屋島」ワキにて出演致します。
http://hayashiteikinoh.com/fellow
*終了予定時刻は15:40頃となっております。
能「屋島」
屋島とは香川県高松市の東北に位置する台形の島(現在は地続き)のこと。
都よりやってきた僧が一夜の宿を塩屋に借りようと待っていると、そこへ主人が若い男と帰ってくる。主人は京都から来た僧を「懐かしい」と招じ入れ、その晩は僧の願いで「屋島の合戦」を語る事となる。
僧はあまりに詳しい主人の話に、何者か、と尋ねると主人は義経であることを仄めかし消える。
夜も更けゆくと、僧の前に甲冑姿の義経が姿を現す。「惜しむべきは名誉、惜しまぬものは命」という信条を弓の件などで語るうちにいよいよ修羅が訪れる。
「今日の修羅の敵は誰か。なに、平教経か。」撃ち合い刺し違え、修羅道の凄まじい戦いに駆られる義経。
しかしそれはカモメの鳴き声、風の音。名誉への強い意志は妄執となり、修羅の世界から逃れる事は出来ない。
主催:独立行政法人日本芸術文化振興会(国立能楽堂)