夏の素謡と仕舞の会
2019年 7月 14日 (日) 11:00開演(開場10:30)
- 演目
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素謡「高砂」
古橋正邦
橋本光史
河村和貴
仕舞「知章」河村和晃
「松風」牧野和夫
「玉鬘」吉田潔司
「船橋」杉浦豊彦
素謡「敦盛」吉浪壽晃
大江信行
仕舞「賀茂」宮本茂樹
「通盛」河村博重
「井筒」武田邦弘
「雨月 中入前」橋本雅夫
「天鼓」松野浩行
素謡「遊行柳」観世清和
井上裕久
仕舞「清経 キリ」樹下千慧
「班女 アト」浦部好弘
「柏崎 道行」橋本磯道
「歌占 キリ」大江泰正
素謡「玄象」浦田保浩
分林道治
深野貴彦
河村晴久
- 料金
- 前売券(全席自由席):¥4,500 当日券(全席自由席):¥5,500 学生券(全席自由席):¥2,500
素謡とは:
能の台本(謡本)を、舞台上で謡う演奏形式です。
謡うこと、語ることで情景や心情を表現します。能には「源氏物語」や「平家物語」などの古典を題材にした名作が多く伝わっており、詞(詞章)の美しさは高い評価を得ています。
素謡は、その「謡うこと・語ること」のみのシンプルな表現の面白さから大正の頃より大変な流行となりました。
また、京都には歴史的に「京観世」と呼ばれる「素謡」の文化があります。
江戸初期寛文の時代、服部宗巴(九世観世大夫黒雪の弟、服部栖元の息、後に福王盛親)が、西陣にあったと言われる観世屋敷で謡の教授をしたのが始まりです。
以後、京都では能だけでなく、人々が謡だけを嗜む「素謡」というジャンルが好まれ、連綿と受け継がれてきました。
戦前は京の辻々で謡の声がよく聞かれたようです。
情緒豊かな「素謡」をライブでじっくりと"聴いて"みて下さい。
仕舞とは:
能の一部(見せどころ)を、紋付袴姿で、謡に合わせて舞う演奏形式です。
ほとんどの曲は扇を持ちますが、演目によっては長刀や杖などを持つものもあります。舞い手の骨格が見えやすいので、"能のデッサン"と評され、演者の個性と技を楽しめます。
数分の演技で能の醍醐味が味わえるのが仕舞です。
*終了予定時刻は16:00頃です。
*林宗一郎は素謡「遊行柳」地謡、仕舞「清経」以下四演目の地謡として出演させて頂きます。