[10/9]松響会岡山大会の季節がやってまいりました。
お知らせ2017年09月19日
今年も無事、岡山での松響会の発表会が開催されます。
どうぞお近くの方は遊びに来てください。
【林宗一郎 ごあいさつ】
「林松響会 岡山大会」は、京都・観世流能楽師の十三世 林喜右衛門、林宗一郎の岡山稽古場の社中一同による年に一度の発表会です。
京観世五軒家の中で唯一現存する林家は、京都を拠点とし、能楽の観世流シテ方を江戸前期より約350年務めて参りました。また、祖父・十二世林喜右衛門の代より岡山にご縁を持ちまして出稽古を行い、現在に到ります。
今年は吉備津神社様のご協力もあり、桃太郎伝説ゆかりの能「吉備津宮」を復曲することも叶いまして、岡山との結びつきがますます深まった年でもあります。
しかしながら今夏、十三世 林喜右衛門が他界し、この度の松響会は父を偲ぶ形と相成りました。
社中一同、突然の訃報にも関わらず、この秋の会に向けて精進してきました。
月に2~3回の出稽古ではありますが、社中の皆様の多くの努力のおかげで、無事に開催する運びとなりました。
爽やかな秋風が心地よい季節の後楽園での謡・仕舞・舞囃子・能の会となっております。
どうぞごゆっくりご鑑賞くださいませ。
林宗一郎